よく分かる低血圧

本能性低血圧

本態性低血圧とは、急に立ち上がるなどの行動や、さまざまな検査を受けてみても原因となる病気がなく、常に血圧が低い状態を言います。



血圧が低いからといって、必ずしも自覚症状がでるわけではなく、個人差や季節による変動があります。


血圧が低い健康な人という認識で、命の危険がないとされ、長寿傾向にあると言われているため、特に自覚症状のない場合には治療の必要がありません。


自覚症状があって治療が必要とされる場合も、血圧を上げるのではなく、倦怠感などの不快な症状の軽減を主とした治療が行われます。

特徴

特徴として多く見られるのは、「無力性体質」という、痩せ型の体型・筋肉が少ない・疲れやすい・青白い顔色・内臓の下垂を伴いやすく、冷え性などの体力の低い虚弱体質の人が多く、神経質・朝は弱く午後には調子が良くなるなどがあります。


春や秋などの気候の変化が激しい季節は、生活リズムの乱れやストレスなどによって、体調を崩しやすいので、注意が必要となります。


また、女性に多いとされる理由としては、女性ホルモンが血管を広げる作用があるために、低血圧になりやすいとされています。

遺伝的な体質

低血圧のうち約80%がこの本態性であると言われ、同一の家系から見つかることが多く、低血圧になりやすい遺伝的な体質が多いため、「体質性低血圧」とも呼ばれます。


主に「本態性低血圧」は、さまざまな自覚症状が伴うものを言い、逆に「体質性低血圧」は、さまざまな自覚症状の伴わないもののとの区別に使われています。


両親や祖父母など家族の中に同じように低血圧な人がいる場合でも、「血圧が低くなりやすい体質」が遺伝するだけですので、必ずしも低血圧になるというわけではありません。


体質改善の必要性

低血圧の症状は、全身のさまざまなところに現れ、個人差がありますので、自覚症状がある場合であっても、体質改善が必要と言うわけではありません。



ただし、症状が重くなると登校や出勤が困難になることもありますので、その際には体質改善をすることで、低血圧による不快な症状を軽減させていくことが必要となります。



自覚症状があって辛くても、ほとんどが体質や遺伝によるもので、病気として認識されないため、日常の生活に支障をきたすほど症状があっても、周囲からは怠けていると勘違いされる場合もあります。

年齢と低血圧

20代の場合は、立ち眩み・眩暈・疲労感・寝つきが悪い・朝起きずらいという症状が多く、夜型の生活をする傾向にあります。



また、30代では気温や転機の変化に敏感で、イライラするなどストレスを溜め込み、低血圧が悪化するという、精神的な症状の傾向が多く見られます。



中高年になると、血圧が上がる傾向にあるため低血圧は軽視されがちですが、夜中にトイレに行く回数が増えた場合には、糖尿病などの病気を起こす前兆でもあります。


今は低血圧であっても、中年になると正常な血圧になることもありますので、自分の血圧を把握しておくことが大切と言えます。



高齢者の場合、脳の血流量が血圧の低下によって減少し、それによって脳梗塞を引き起こす場合があり、注意が必要となります。


低血圧とストレス

怒るなどして気分が高揚したときなどには、一時的に血圧が上昇しますが、突然の訃報を聞いた際などには、交感神経の作用により、一時的に血圧が下がることがあります。

仕事や人間関係など長期にわたる悩みに、ストレスや抑うつ状態が続いた場合、交感神経と副交感神経の働きが鈍くなり、血圧が低下してしまうことがあります。


また、ストレスが自律神経に影響を及ぼしてしまうことがあります。

ストレスによって血圧が下がった場合は、原因となるストレスが解消されることで元の血圧に戻ることが多いです。

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