よく分かる低血圧

貧血の症状

貧血とは、血液中に含まれる赤血球やヘモグロビンが正常値以下に減ったことによって、身体中に酸素を運搬できなくなり、体内が酸欠状態にあることを言います。

眩暈、動悸・息切れ、朝起きにくい、食欲不振・吐き気、倦怠感、疲労など低血圧と症状が似ている事や女性に多いことから、同一視されやすいものです。

貧血の中で、約90%が鉄不足による鉄欠乏性貧血と言われ、10代~20代の女性に多いと言われています。

その他には、ビタミンが不足することによる貧血や、白血球や血小板が減少することによる貧血、赤血球の寿命が短くなることによる貧血などもあります。
その場合には一般症状とともに、他の症状が伴います。

貧血と低血圧の違い

どちらも症状は同じように見えますが、血液の中を流れる酸素を体中に運搬できない状態によって起こる血液の病気のことを貧血と言います。

血液を体中に送り出す力の弱い状態によって起こる血液の循環が、正常に行えていないことを低血圧と言います。

そのため貧血の場合は、血液検査を行うことで赤血球やヘモグロビンの値を調べてみるとわかります。

夏に貧血で倒れたと言うのを良く聞きますが、実際にはほとんどの場合が貧血ではありません。入浴の後や夏など温熱環境によって、意識がもうろうとする・立ちくらみを起こすのは、血管の膨張によって一時的に血圧が下がり、脱水によって引き起こされる脳虚血症状のためです。

起立性低血圧と脳貧血

人は立ち上がると、血液が重力に従い足に集まり、正常時の場合には交感神経が足の静脈を収縮させることによって血液を心臓へと戻し、心拍数を安定させています。

起立性低血圧の場合、交感神経の反応が遅れ足の静脈を収縮させないために、血液が足に溜まった状態となり、心臓へ戻らないので血圧が下がってしまいます。

そのため脳へと行くはずの血液量も減ることにより、脳が酸素不足となってしまい眩暈・立ち眩みを引き起こし、時には気を失うことを脳貧血といいます。

脳貧血と呼ばれているので勘違いされやすいですが、貧血ではなく急激な血圧の低下によるものです。

貧血の原因

無理なダイエットをしていて、低カロリーなものや、量を減らした食事をすることによって、不足がちな鉄分を摂取する機会が減り、鉄分不足となり貧血を起こしてしまいます。

血液の不足から起こるわけですから、貧血の大部分は食事によって予防することができ、 貧血を改善するには、ビタミン、ミネラル、カルシウムなどの血液の素となる成分を含む食事を1日3食、バランスよく食べることによって改善されます。


体内で鉄分を利用するのを助けるためにビタミンCや、赤血球をつくる為に必要なビタミンB12も血液には必要となります。

特に鉄欠乏性貧血の場合は、体内でつくる事のできない鉄分を多く含む食材を、積極的に摂り入れることで改善することができます。

鉄分とタンニン

鉄分を摂取する際に、タンニンという成分が鉄分の吸収を妨げ、摂取した鉄分を無駄にしてしまう可能性があるということに気をつけなければなりません。

鉄分を摂取した後、吸収されるまでの30分間は、緑茶・ウーロン茶・コーヒー・紅茶は、飲まないよう気をつけて効率よく鉄分を吸収できるよう工夫する必要もあります。


必要な鉄量

1日に鉄分を成人で、1mgを必要とします。数字で見ると少なく感じますが、鉄分の吸収率は10%と低いため、実際には1日に10mgの鉄分を摂取しなければなりません。

また、成長期時には12mg、妊娠時には18mg~20mgと、たくさんの鉄分の摂取が必要となります。

鉄分を1mg吸収したとしても、1日に汗などによって体外に排出される鉄分も1mgです。

鉄分は体内で貯蔵することができるので、一日に消費される鉄分と、貯蔵する分とを考えると、実際には10mg以上の摂取が望ましいといえます。


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